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  • Ayako

プロフィール


先日開催したヴィーガンクッキングクラス。その時した英語での自己紹介を、ここで日本語にしました。少々長くなってしましましたが、今現時点での私を以下に記しておこうと思います。

皆さんこんにちは。Zen Island Farmの代表で、ヴィーガンシェフの綾子です。これからクッキングクラスを始めるにあたって、自己紹介をします。よろしくお願いします。


私は日本で生まれ、4世代が同居する大家族で長女として育ちました。祖母と母が日々各世代の好みに合った食事を用意するのが普通で、曽祖母には野菜の煮物、父にはビールのおつまみの冷奴、私と弟には天ぷら、と言った具合で料理が何品も食卓に上がるのを当たり前に受け止めていました。今思ってみると、ここが食のバラエテイというものを受け止める原点だったのかもしれません。季節折々の食材を家族がテーブルを囲んでいただく、という当時幼い私にとって当たり前の日常だった食事シーンもまた、“食す”という営みに対しての価値観の原点を作ったのだと思います。


20代に入ってからは国外の各地に移住する運びとなり、北京、台湾、米国カリフォルニア州、そして3年前からはここ、マウイ島に住んでいます。2度の結婚を経験し、最初の結婚は離婚、2度目の夫は脳腫瘍で亡くなりました。最初の結婚で息子、慧を授かり、彼はカリフォルニアで大学を卒業後、会社勤めを経て現在はマウイで今後の可能性を模索しながら私をサポートくれていて、今日もクラスのアシスタントとして参加しています。

改めて今思えば、海外でのこの25年間、私は常に色々な影響を受けながらそれを糧として成長してきたのだと気付かされます。国の違い、文化の違い、食文化の違い、違った家族の形体と歴史とそれぞれの食生活の違い。


職として食に携わったのは10年暮らしたサンフランシスコがベースとなっています。40人弱の多国籍従業員チームを抱えるレストランでマネージャーのポジションを担い、メニュー開発にも携わり、日々売り上げに一喜一憂していたこともありました。企業でフードプロダクトスペシャリストとしてネット販売用のグルメフードを買い付け、めまぐるしく変わるフード業界のトレンドを追いかけていた事もあります。

サンフランシスコはファームトウテーブル発祥の地であり、その活気あふれるムーブメントを肌で感じることができたのは私が食に関わって行こうと思った大きな理由の一つです。マクロビオテックを学んで、食材も私たちもそれぞれのエネルギー、陰と陽、があるという点に興味を持ったのもこの頃でした。

そして様々な観点から関わるうちに“食ってなんだろう”と漠然と思うようになっていました。私の料理で、食べた人が喜びと幸せを感じられるような、そんな食を提供したい、その場が欲しい、と思うようになり、気づいたらマウイへの単身移住を決めていました。


2ヶ月後の秋、夢のマウイでの生活を始め、間も無くあるドキュメンタリー映画を見たのがきっかけでヴィーガンになりました。ヴィーガンになったのは私の食に対する姿勢を変える大きな出来事で、それがきっかけとなって、食とライフスタイルをホールとして捉えるようになりました。

体に取り入れるものに敏感になり、材料一つ一つに注目するようになりました。食を通した毎日の選択が及ぼす様々な余波を考えてみた時、その大きさに気付いたことはとても大きな学びだと思っています。環境への影響、食産業、畜産業への影響、子供達への影響、そして自分自身の身体、マインドへの影響。食に関して私たちは、選択という大きな自由を与えられているということで、自分の選択次第で変わること、変えられること、変えられる力があるということ、そしてそれに気付けたことを何より嬉しくラッキーだと思っています。


Zen Island Farmを始めたのは約1年前、マウイに来て2年あまり経った頃でした。人と自然の共存をモットーに、殺虫剤や農薬を使わず、パーマカルチャー、自然栽培で、ヴィーガン+オーガニック=ヴィーガニックファームとして、堆肥も使用しません。ベッド&ブレクファストの認定を申請中で、近い将来公式に、世界各地からいらしたゲストにヴィーガニックなファーム、ライフスタイル、そして私の作る食を体験していただける宿を提供したいと思っています。


土と身近に触れ合うことで日々感じることを食を通じて伝えたい。それは、“食はエネルギーだ”ということ。一つ一つの材料には様々なエネルギーが詰まっています。農家の人のエネルギー、土壌の中の無数の微生物のエネルギー、昔その土地に住んでそこに果樹や野菜を植えて生活していた村人たちのエネルギー、昨日泳いだ海水が雲になってそこから降り注いだ雨水のエネルギー。あなたのお皿にのっているそのトマトには、土を耕して苗を植えた人のエネルギーも宿っているのです。あなたが口にするその一品は、それを料理した人やまして電子レンジのエネルギーだけでなく、その料理に使われた材料一つ一つに詰まった様々なエネルギーの集大成なのです。


私にとって食をクリエイトすることは“癒しのアート”だと思っています。

先日、うちに宿泊されたゲストが、“マウイに来てここに泊まっている間どんどん体調が良くなって元気になってきているのを感じるんです。もちろん、マウイのこの豊かな自然に癒されている、というのもあると思いますが、綾子さんの作ってくれる食事、このヒーリングパワー、すごいです。”と仰って下さり、とても嬉しく思いました。

食すということは、エネルギーを取り入れるということ、そして関係性を持つ、ということだと思います。マインドフルに作られた食とは、栄養、生命力、そして喜びや愛情も感じさせてくれるもの。


今日はクラスでこれからそんなヒーリングアートを皆んなで一緒に作っていきましょう。Let’s have fun!





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