Mana~力

前回ブログを書いてからかれこれ4ヶ月も経ってしまいました。その間何をしていたのか、何を考え、感じていたのか。2019年も残り1/3となった今、自分の中で振り返ってみる必要があるとひしひしと感じ、内に篭ってみようと今日は一人の静かな時間を設けています。
あなた自身の内を覗き見るときにのみ、あなたのビジョンはクリアになるだろう。外を見るものは夢を見、内を見るものは目覚める ~ by カール・ユング
私にとって“夢見る”時代は過ぎ、ここから先は培ったビジョンに向かって進んで行きたい、と感じているなかで、大切になるのは“目覚めていること”だと。
生まれ育った日本を離れた20代前半。そして中国、台湾、カリフォルニアでのそれぞれの生活を経て、ハワイのマウイ島に行き着き宿泊施設 & ファームを営む今日までの25年もの経緯には2度の結婚、様々な別れと出会いがあり、生活、友、家族、学び、愛、その全てが私の歴史となっています。波乱万丈と言われもするし、その時々決して簡単ではなかったここまでの人生、なぜこうなったのか、と自分でも不思議に思うのですが、では私自身の歴史を塗り替えたいか、と自分自身に問いかけてみた時、答えは “heck,NO!”
ここまで来る原動力となってきたのは、”夢“を妥協しなかった事。
そして今、原動力で支えられてきた時代は自分の中では終わったのだと、ここからはビジョンで進む時代に移ったのだと感じています。
ビジョンをクリアに保って進む為には、自分の内側を見つめていなくてはいけない。私の“夢”ってなんなのか。静かでありながらもしっかり見据える内に向いた目。
その“しっかり”のところで、ここのところ、マナMana、というハワイ語が自分の中でキーワードとなっています。
マナとは、ウィキペデイアでは;
In Hawaiian culture, mana is a spiritual energy and healing power which can exist in places, objects and persons. Hawaiians believe that mana may be gained or lost by actions.
マナとはスピリチュアルエナジーやヒーリングパワーのことで、マナは特定の場所、物質や人に宿る力。何かしらの意図や努力でマナを取得することも出来るし、喪失することもある、とハワイの人々の間では信じられている。
例えばパワースポットとして有名なマウイの聖山、ハレアカラ山(標高3055メートル、*富士山:3776メートル)にはマナがある、というように表現されます。
また、カメハメハ大王は武力・暴力を使ってハワイを統一してマナを得た、と言われますがその一方では、ハワイの平和と豊饒の神様、ロノは男女の融合を通してマナを人々に与えた、とも言われています。
つまりマナは時と場合や人、持ち方使い方によって、善にも悪にも作用し得る訳ですね。黒と白。陰陽。闇と光。この世はその両方で成り立っていて、一体なのだ、と。両方を自分の内で見据える強さがマナなのだ、と。
自分の内側を見つめた時、私の”夢“には平和と愛への願いがこもっている事、それが原点でビジョンに繋がっていること。そこから目を逸らさないマナを持ち続け、目覚めている事でビジョンに向かって進み続ける事ができる。
ビジョンについては、また後日綴っていきたい、と思っています。