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  • 執筆者の写真Ayako

星空の下で虫が教えてくれた事〜ワンネス



ここに越してきて3月29日でちょうど1周年を迎えました。1周年目を迎えたところで土壌も整ってきて、いよいよ木を植えることができました。各種アボガド、マンゴー、それから茘枝やシナモン、マルベリー(桑)や無花果、シークワーサや柚子も。

植えた木々に降り注ぐ恵みの雨。それはもう温かい潤いの水で、朝、木々が喜んで緑の葉を広げているのを見て、私も嬉しくて背伸びして、そしたらお日様に届けそうな、なんだかそんな気分になりました。

と、そんな朝の気分も一転、その夜、日が暮れてしばらくして木々を見に行ってみると、なんと葉にびっしりとゾウムシが!葉が穴だらけになっているではないですか!急いで葉にニームオイルをスプレーし、そこからまた数時間後、真夜中過ぎ、気になって見に行ってみるとまだごっそりと葉にしがみついている虫、虫、虫。一本一本のまだ小さな木の葉一枚一枚を懐中電灯で照らしながら虫を摘まみ取って石鹸水を張ったバケツの中へ。私はヴィーガンですし、殺生はしたくないのですが、虫をそのまま放っておいたら木の葉っぱが食べ尽くされて、植えたばかりの木の生命が損なわれるかもしれない、そんなジレンマで、それでも必死で葉の裏側を見ていると、そこにはゾウムシだけではない、テントウ虫や蜘蛛もいるし、木の根元の木屑にはまた別の名も知らない虫たちが這っている。ゾウムシは木の葉を食べるから私たち人間にとっては害虫だ、と取り除こうとしているけれど、それって生命体のバランスからしたら変だよね。

そんなことが頭をよぎり、同時に圧倒的な数の虫たちを見てたら、なんだか命ってすごいな〜、と。真夜中過ぎ、満点の星空とそよそよと流れる風の中、血眼になって虫との格闘?をしながら不思議な感動、というか畏敬というか、やっぱり私、人間ってほ〜んの一部なんだな、と納得、そして妙に安心しました。ジタバタしてもしょうがないよって言ってもらってるような。



なるようにしかならないよ、楽しく行こう!だって生きてるって、この宇宙の無限無数の生命体の一部でいるってことで、みんな一つで、それはこんなにも安心で美しいんだもの。

ちょっと一昔前まで、私たち人間も、こんな一体感、ワンネスを当たり前の感覚として自然と共にいきていたんですよね。そのことを目の当たりにちょっぴり体験して、気付かせてくれたゾウムシとMother Nature にしみじみ感謝。

Aloha~

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