昨日、気功マスターのセッションを受けました。今年に入ってから受け始めた彼のセッション。学びが多く、いつも内面まで響くので忙しければ忙しいほどスケジュールに組み込むようにしています。
不思議なのは、話しているだけなのに、彼にはわたしが溜め込んでしまっている“気”
がわかる、という点。
セッションの前半はいつもただ話しながら気功がエナジーワークで、それをどう日常のエクササイズに取り入れて自分のエナジーを整えて行くか、ということを中心に話すので、昨日は６月上旬に日本に一時帰省すること。ヴィーガンリトリートとクッキングクラスを予定していて、その日程が偶然亡き祖母の命日と重なること。鎮魂の意味も込め、祖母のスピリットの癒しが私自身の癒しとなり、その癒しの波動はその場にいらっしゃる皆に大きな波動で拡がるだろう、と思っていること等をシェアしました。
大きく頷きながら聞いていた彼が、“今日は、自分でする気功エクササイズと言うよりも、上級者向けの、ロイヤルテイが受けるような特別に効果的なトリートメントをしてあげよう。肩甲骨のあたり。ハートの裏側、そこはたくさんの感情を溜め込んでしまう箇所だからね。”と提案してくれました。長年、どんなマッサージや鍼を受けてもその場では楽になっても数日後にはまたすぐ硬くこわばってどうしようもなかったコリ、それはエナジー、いわゆる“気”の滞りだとはわかっていてもそれを自分では流すことができなかった。この痛みが取れたらどんなに軽くなるだろう、と待ってましたとばかりに“yes”と即答。
”タフなワークになるということをあらかじめ言っておくよ。いいかい、呼吸を決して止めないで、特に吐く息に集中するんだ。Love in and love out. 忘れないでね“ ”痛みの原因を突き止めようとする必要はない。まずはその痛みを手放すんだ。原因はいつの日かわかるかもしれない。でもそれは重要じゃないんだ。痛みを手放せたら君の中にはスペースができて、新しいエナジーを入れることができるからね。そこにフォーカスするんだよ。重要なのは問題じゃなく、解決だからね。“
そして始まったボデイワーク。ハワイ王族の子孫、カフナの専属だったとも言う彼のロミロミはとてもパワフル。もう痛いのなんのって。痛みのあまり息も絶え絶え、涙ながらに、それでも息を止めないようにするだけで必死。それでも、それは耐える価値ある痛みだとわかった。彼が、痛みを逃さずとらえて私の身体から流し出してくれているのがよくわかる。痛みの合間にできる限り息をする。特に息を吐き出す、痛みと一緒に。Love out. 不思議なことに私はその時幼い自分に戻っていた。痛くて自分ではどうすることもできない、彼を信用してただお任せするしかない。それはなんとも懐かしい、安心できる感覚だった。ニーズをわかってもらっている、という安心感。任せて大丈夫、この人は私から何も奪わないという安らぎ。１時間ほどたったのだろうか。彼が手を当てているハートと肚がとても暖かくて気持ちいい。アロマオイル、ラヴェンダーのいい香り。
”ゆっくり休んで欲しい“ ボデイワークを終えた彼が言う。”痛みをたくさん取り除いた。全部というわけにはいかないけれどね。それは君の記憶だ。記憶がない、という状態に慣れなくちゃいけない。とにかくたくさん深く呼吸をして“
このタイミングで私はニューヨークから来ている亡き夫の兄夫婦と食事に行く約束で出かけなくてはいけない。今流してもらったばかりの数々の痛みを伴う記憶には、義兄夫妻の顔も亡き夫との記憶に伴ってもちろん入っていた。
異次元の感覚から抜け出せないままの夕食の席、そのあとうちに帰って、マスターがくれたハワイアンの薬草ハーブテイを一緒に飲みながらおしゃべり。そんないつもながらの義兄夫妻との交流をしながら、何かが違っているのを感じていた。そこには、痛みがない、と。夫が亡くなって以来、夫の家族や友達と会うたびに伴っていた心の奥の穴、傷と言うのだろうか、その痛みをこらえながら凌いで来た。でもその傷が今は痛まない。
今朝になって、マスターからメッセージが入っていた。” A little new space in the heart can make a miraculous difference for the good of many, when it’s filed with great love well. Many Bountiful Blessings” 〜ハートにできた新たな小さなスペースを偉大な愛で満たしたら、それは多くの人に奇跡的な変化を良い方向にもたらすことができる。〜
そう、だから私のハートには記憶はいらない。記憶を流してスペースを作り愛のエナジーを入れよう。そこから愛のミラクルを起こすことができますよう。
今日から２日間のファステイング(断食）に入っています。残留物が全て流れますように。記憶が流れた状態に慣れるように。