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  • 執筆者の写真Ayako

チームワーク

更新日:2018年7月3日




こんにちは、マウイ島で Zen Island Farm から Kitchen を通してファームトゥテーブルの食とライフスタイルをお届けしています、綾子です。

ファームの基礎形態がどんどん整いつつある今日この頃、いわゆるチームワークの大切さを改めて感じています。



サンフランシスコのレストランで管理職をしていた頃、35人程の従業員が部下として頑張ってくれていました。日本人はもとより、タイ人、アメリカ人、中国系、フイリピン系、ユダヤ系、メキシコ人、、、と、食の好み、音楽の趣味、宗教、言語、金銭感覚、習慣、文化や考え方の全く違う人種が集まって、一つのチームとしてレストランサービスをする。それはもうダイナミックなエネルギーが集結して日々が繰り広げられていくわけです。

サービス業というのは、オープンからクローズまでの時間帯、いわば面の顔をお客様にお見せしているわけですが、その顔がどれほど好感持てるものであるかがお店繁盛の鍵と言っても過言ではない。好感度高いレストランというのは、裏方として厨房で働いている人も、面で接客している人も、皆んな誇りを持ちハッピーでいるものです。マネージャーとして一番労力を割いたのが、この”従業員に常にハッピーな気持ちでいてもらう” という点です。決して楽な仕事ではないタスクにやりがいを感じ、お店の発展を誇りに感じてもらえるよう、同僚同士助け合って働いてもらえるよう、できる限り気を配ってきました。



各従業員に聞くようにしていたのが、”あなたの夢は何?”という質問でした。この問いかけには一人一人本当に違った答えが返ってきて、”ただ、家族を幸せにすること” と答えたメキシコ人もいて、故郷を離れて10年近く家族に会えず、ひたすらお給料を送り続け子どもの健やかな成長を願う彼らの姿を見ていると、自分の夢、について語ることのできる贅沢さを、微かな”失われた家族の絆”みたいなものへの寂しさや個人としての夢をおいかける焦燥感、と共に考えさせられたりもしました。



さて、あれから5年。今度はオーナーとして、Zen Island Farm のために働いてくれているチームをまとめているわけですが、また改めて思うのは、人って一人として同じではない、ということ。性格も言い分も求めている付き合い方も仕事の進め方もまるで違って、それぞれの思いがある。チームをまとめる側は、その思いを聴いてあげなくちゃいけない。個性をわかって包容してあげることがとても大切。一人じゃできないからこそみんなの助けをもらってチームとして一つの目標に向かって進み、成し遂げていくのだから、1+1+1+1+1=5 じゃなくて一人一人の美しいエネルギーがうまくまとまれば最強最大、 1+1+1+1+1= 50 にも5,000にもなりうるわけです。

チームをまとめていくのって大変だな〜、と思う一方でそこには、人間が本能的に求める ”絆” や ”みんなが幸せでいることが夢” だと願う私の思いがあるんだ、と感じています。だから、こうして Zen Island チームで頑張ってくれている皆んなに心から感謝。そして Aloha を送りたい金曜夜です。ありがとう。

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